ESG
ESGは、Environment(環境)、
Social(社会)、Governance(ガバナンス)
の頭文字を取ってつくられた言葉です。
企業の環境・社会への配慮や
健全な企業統治といった観点から
持続可能性を評価する枠組みで、
近年は投資判断だけでなく
経営全般において重視されています。
また、SDGsは2015年に国連で採択された
2030年までの持続可能な17の開発目標です。
私たちは、
海上の安全輸送を支える企業として、
先進的な省エネ船の導入や
ISMコード認証の取得、
連携事業継続力強化計画の
策定などに取り組み、
ESGとSDGsの両方の視点から
持続可能な未来の実現に貢献します。
環境
大阪府の「脱炭素経営宣言」に登録し、温室効果ガスの削減に向けた取り組みを推進しています。現状を正しく把握するため「CNレポート」を導入し、CO2排出量・削減量の可視化を行っています。
また、主要な寄港地である新居浜の西原港では、停泊中に船内の発電機を止めて陸上から電力を受給。これにより、CO2排出量を抑制できています。
CO2排出量 CNレポート
2025年4月~2026年3月 2026年4月
国土交通省が定める「内航船省エネルギー格付制度」において、当社の「興祥丸」が最高評価である「★5」を日本で初めて獲得しました。環境性能を「見える化」する本制度において高い改善率が認められています。
今後も省エネルギー技術を搭載した船舶の導入を進め、海洋環境の保護に貢献してまいります。
| 申請事業者名 | 松田汽船株式会社 本瓦造船株式会社 |
|---|---|
| 船名 | 興祥丸 |
| 総トン数 | 498 |
| 船種 | ケミカルタンカー |
| 格付評価 | ★★★★★ |
| 格付手法 | 代替手法 |
| 改善率 | 30% |
| 格付付与日 | 2020年5月26日 |
事業活動の中で省資源・省エネルギーを推進しています。タブレット支給やクラウド活用によってペーパーレス化を進め、環境負荷の低減と業務効率化を実現。また、社屋の全面LED化により消費電力の削減を図っています。
現場では3Rの徹底に加え、マイボトル・マイ箸の利用を推奨し、身近なところから環境配慮を実践しています。
グリーン経営認証は、環境保全を目的とした取り組みを行う運輸事業者を認証する制度です。松田汽船は、2012年にこの認証を取得し、現在も更新を続けています。
具体的な取り組みとして、燃料消費とCO2排出を抑制する「主機出力 3/4 運転」や、船内廃棄物の陸上での適切な処理・管理などを実施しています。
| 登録事業 | 内航海運業 |
|---|---|
| 登録番号 | S130009(6) |
| 登録事業所 | 松田汽船株式会社 新居浜支店 |
| 初回登録日 | 2012年11月20日 |
| 更新日 | 2024年11月20日 |
社会
社員の健康づくりを推進し、健康経営優良法人の認定を受けています。
健康診断の受診率100%を維持するほか、専門家による「出前健康講座」を定期的に開催し、食生活や運動に関するアドバイスを受けられる機会を設けています。社内報でも健康情報を発信し、日常的な健康意識の向上を図っています。
化学薬品を輸送する企業として、安全体制を強化することは、社会への責任であり信頼の礎です。隔月開催の「安全品質推進委員会」では、霧中安全航行の徹底や台風対策といった具体的な目標を毎回策定しています。
さらに、ドック期間中には安全教育やAED・救助講習を開催し、安全意識の向上と緊急事態に備えたスキルの習得に努めています。
社員の専門知識や技能の向上を目的に、資格取得を支援しています。
海技士免許や甲種危険物取扱者などの資格取得を推奨し、受験費用の補助や資格手当を通じて、継続的なスキルアップを後押ししています。
有給休暇取得の促進や残業時間削減によって、誰もが働きやすい環境を整えています。
また、全社員参加のハラスメント防止研修の実施などを通じて、互いを尊重しながら働ける職場づくりを進めています。盲導犬とともに通勤する社員もおり、それぞれが安心して働ける環境です。
ガバナンス
当社では、ISMコードに則った安全管理システムを構築し、任意ISMコード認証制度により認証を取得しております。2011年に松田汽船がDOC(適合認定書)の証書を、そして隆祥丸がSMC(船舶安全管理認定書)の証書を交付され、現在も更新を継続中です。安全性の継続的な向上と適正な運航管理の徹底に努めています。
| 適合認定書(DOC) | 松田汽船株式会社 |
|---|---|
| 認証取得日 | 2011年3月28日 |
| 認証更新日 | 2026年3月13日 |
| 船舶安全管理認定書(SMC) | 隆祥丸 |
|---|---|
| 認証取得日 | 2011年10月28日 |
| 認証更新日 | 2021年9月16日 |
船舶運航の安全性と効率性を高めるため、船舶管理システム「Aisea」を導入しています。船舶の位置情報や航跡、航行速度などをリアルタイムで可視化できるほか、ライブカメラの映像を通じて状況確認を行うことが可能です。
これにより、従来は電話で行っていた確認作業が大きく効率化され、運航管理の精度向上や安全教育にも活用されています。
台風や地震、津波、サイバー攻撃などのリスクに備え、「連携事業継続力強化計画」を策定し、国の認定を受けています。
陸上拠点の浸水リスクや耐震性の確認、災害時の体制整備、サーバー障害に備えたデータバックアップなどを行い、不測の事態が発生した場合でも事業を継続できる体制づくりを進めています。
| 登録事業者 | 松田汽船株式会社 マツダマリン株式会社 |
|---|---|
| 認定日 | 令和5年10月26日 |
「安全管理規程」「運航基準」「事故処理基準」に則り、安全運航を徹底しています。さらに、荷主企業によるインスペクションにも対応し、各社の安全基準を満たした輸送を行っています。
また、運航記録や映像データを活用して事故検証・原因分析を行い、類似事故の未然防止に努めています。